新橋

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2019.08.07

タイ定番料理のガパオの魅力

日本でのタイ料理の定番と言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。パッタイや、トムヤムクンなど近頃はよく見かけるようになりましたが、やはりガパオライスは外せないのではないでしょうか。近頃ではタイ専門料理屋さんだけでなく、カフェなどでも見ることのできる料理になってきました。ご飯とミンチにした肉を辛く炒めたガパオライスは、暑い夏でも食欲をそそる一品です。今回はそんなガパオライスを深堀して紹介していきます。

ガパオって何?知られざる効果と効能

一般的に日本でのタイ料理屋さんで出てくるガパオライスは、ひき肉とバジルを一緒に炒めた料理というイメージであり、使うバジルはイタリアのスイートバジルというのがポピュラーになっています。
近年、ガパオライスは日本でこそ定番のタイ料理として知られるようになりましたが、「ガパオ」とは本来タイハーブの事であり、ハーブの中でもスイートバジルではなくホーリーバジルを意味する言葉です。またスイートバジルとホーリーバジルは同じバジルと名が付きますが、香りや葉の形状、質感などは全く異なります。

その「ガパオ」ことホーリーバジルは、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」などとも呼ばれるほど薬効があることでも知られています。効能としては、美容と抗菌効果が有名です。ガパオに含まれる成分は、ストレスホルモンであるコレチゾールを抑制し、若返りホルモンの「DHEA」を活性化させると言われています。また、葉に含まれるエーテルが強力な抗菌作用を持っており、大腸菌などの繁殖を防ぎます。このような有効成分を持っていながら、副作用の心配がないため、自然に体質改善を行いたい方にはもってこいのハーブなのです。

ガパオライスは日本でしか通じない!?

先程書いたように、タイでは「ガパオ」とはホーリーバジルのことを指します。日本では「ガパオライス」と言うとひき肉とハーブを炒めたおなじみの料理が出てきますが、本場タイでこの「ガパオライス」という言葉は通用しません。なぜなら、「ガパオ」とはハーブの事を指すため、ガパオライスと言うとハーブとご飯という意味合いになってしまうからです。タイで注文するならカオガパオガイ(もしくはカオガッパオガイ)と伝えると、鶏肉やガパオを炒め卵とタイ米を添えた料理、いわゆる日本で一般的なガパオライスが出てきます。

また、「ガパオ〇〇」や「パットガパオ〇〇」(〇〇は鶏肉や豚肉などの食材)と伝えると、様々な具材のガパオ炒めを楽しむことができます。「パット」とは炒めるの意であり、現地では「パットガパオ」というより「パッパガオ」と発音した方が伝わりやすいようです。
ガパオを使った炒め物の種類としては、ガパオとエビやイカ・貝などのシーフードを炒めたガパオタレー、ガパオと豚肉を炒めたパットガパオムーなどがあります。
暑い夏だからこそ、食欲をそそり薬効成分も豊富なエスニックな料理のガパオ炒めを是非食べてみてください。

そんなガパオライスはもちろん、カオカオカオ各店でもお召し上がりいただけます。
是非ともお越しください。