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2019.11.25

新宿駅でタイに想いを馳せる

日本は通勤や通学、私生活での移動など様々な場面で電車を使う鉄道大国です。その一方東南アジアの国々、タイやベトナムはオートバイやバス等が主な交通手段のイメージがありますよね。

実は、今回紹介するタイはMRT(地下鉄)やBTS(高架鉄道)等、都心部を中心に鉄道網が発達しています。

今回はそんなタイに新しく出来る、バンスー中央駅について詳しく紹介していきます。

ASEAN最大の鉄道拠点バンス―

バンコクの北部にあるバンスーではタイの運輸省や日本の国土交通省の支援を得て、バンスー中央駅を含めた周辺の土地開発を行っています。

現在、バンスー付近はチャトュチャックウィークエンドマーケット等の観光地、タイの投資委員会やエネルギー省など政府機関の建物も立ち並んでおり、国鉄のバンスー駅・MRTバンスー駅とほど近い立地であることから、完成すればバンコクの副都心としてあらゆる鉄道のハブとして重要な拠点となります。

その規模は、現在のタイの鉄道拠点であるフアランポーン駅に取って代わるASEAN最大の鉄道拠点となります。

現在、どんどん開発が進むこのバンスー地区ですが、是非一度タイに旅行に行った際にはこの東南アジア有数の駅と周辺地区を観光してみるのも良いかも知れません。

時計の数字は「9」のみ!

先程紹介した、現在建設中のバンスー中央駅には直径6メートルの巨大な時計が設置されます。

その時計の大きさはとてもインパクトが有るのですが、文字盤には9の数字のみが書かれています。

実はこの9という数字はタイでは至る所に見られます。一説によると、2016年に死去したプミポン国王(ラマ9世)にちなんでともされていますが、実はこの9という数字はタイではとても縁起のいい数字とされているからです。

9は進む、歩むという意味の「ガーオ」によく似ているということが縁起のいいとされる由来だそうです。日本における5が「ご縁」と発音が同じという考え方にも通ずるところがありますよね。

ランドマークの9の時計があるバンスー中央駅はASEAN最大の鉄道拠点と紹介しましたが、世界最大の駅というと日本の新宿駅を思い浮かべますよね。

実は新宿駅は一日347万人(2016年)も乗り降りする世界で最も忙しい駅としてギネスに登録されています。

日本で一番忙しい駅である新宿駅にはタイの本格料理を提供する「タイ屋台999」があります。

内装も現地から取り寄せたこだわりが感じられる雰囲気で、本場の料理に舌鼓を打ちながら、同じくタイの新しい拠点駅であるバンスー中央駅に思いを馳せるのはいかがでしょうか。