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2020.03.16

春には春雨料理のクンオップウンセン|新橋店

春が訪れ、暖かい季節になってきました。こんな時期に食べたいのは、どこかさっぱりしていて、春を感じさせる食材をふんだんに使った料理ではないでしょうか。日本には春雨という食材があり、ぷにぷにとした食感と、その透明な見た目からサラダなどにもよく使われます。今回はそんな春雨を使ったタイ料理のクンオップウンセンとその具材について紹介していきます。

 

屋台の名物!エビと春雨の蒸し焼き

 タイ料理のクンオップウンセンをご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みのない料理かもしれませんが、タイの屋台や家庭料理ではお馴染みの料理となっています。クンオップウンセンはタイ語で、クン=海老、オップ=蒸す、ウンセン=春雨とその名前の通り、海老と春雨の蒸し焼き料理です。春雨と海老と一緒にタイ産のオイスターソースや、シーズーニングソース、甘口醤油であるシーユーダムを絡めて作ります。作り方はシンプルですが、春雨の食感が味を左右したりと奥深さもあります。

 

日本の醤油の味が嬉しいタイ料理

 クンオップウンセンの美味しさを左右する要素は海老や醤油の味が染み込んだ春雨の弾力具合、醤油のさじ加減となっています。この料理を左右する春雨ですが、何故”春雨”という名前になったのでしょうか。

春雨の発祥は中国で、緑豆を原料としています。緑豆とは、いわゆるモヤシの種の部分で、日本とは異なった材料となっています。日本は主にサツマイモなどのデンプンから作られることが多く、各国の春雨によって食感も少し異なってきます。

ここまで聞くと「春雨」は中国語のように見えますが、中国語で春雨は「粉条」(ファンティヤオ)と言います。また韓国語では「タンミョン」といい、日本の春雨より少し太い麺で日本でも有名なチャプチェの材料になっています。このように春雨は各国が各々の言葉を使っており、この「春雨」も日本独自の言葉です。日本での春雨の由来は、白くて細い麺が春のしっとりと静かな雨を連想させることからこの名前になりました。日本の趣を感じる美しい由来ですね。

春雨と同じくらいクンオップウンセンにとって重要なのは、味付けであるオイスターソースなどの調味料です。タイ風により近づけたい場合は、タイ産のオイスターソースを使うのがよいですが、甘みと旨みの強い種類を選びましょう。また、甘口醤油などのシーズーリングソースやシーユーダムは、なんと日本の醤油でも代用できます。

実は、現地では実際にシーズーリングソースやシーユーダムの代わりに日本の醤油を使う屋台も多く、風味が良いとして親しまれています。現地では日本の醤油を「キッコーマン」と呼ぶほど親しまれていて、日本人にとっても醤油を使うことで、より親しみやすい味付けになります。

このようにシンプルかつ奥深い料理であるクンオップウンセンを食べたくなったら、タイ屋台999新橋店までお越しくださいませ。タイ屋台999ではクンオップウンセンの他にもタイでは定番のメニューも取りそろえており、現地で研修を行ったスタッフや現地から調達した屋台のような雰囲気の内装の中で本格的なタイ料理を楽しむ事ができます。